小林専務は演歌しか分かんなくて
要するに。
こんなような感じの会話はあったんですけども、曲もルビーじゃなくて、シャドーシティーって、最初にずっとスキャットばっかりやってる歌がありまして、ボサノバで。
それがあんまりメロディの変化が多くないんですよ、それを聴いて、小林専務は演歌しか分かんなくて、お前、俺、演歌しか分からないけど、これお経みたいだな、いつ歌詞が出てくんだよって言われたのが、お経みたいだって。
それがこうなるわけだ。
これ、ドカンと100万枚以上いっちゃうと、ちょっとやっぱり雰囲気がかなり違いますからね。
そのときに、売れそうだから、出資しろよって言ったらね、お前なんかどうせ売れやしないよって言って、お金を出さなかった。
それでレコード会社が、まあお金出してくれて。
そしたらLPが、シングル盤よりもっと売れたんで。
ああ、そうなの?
それで溜池の東芝のビルが、寺尾ビルって言われたことがあるんですよ。
あらら。
この寺尾さんが、ルビーの指輪が売れてたときは、ちょうど私、宝石屋にいたんですよ、仕事で。
そうしたらこのルビーの指環が売れたからって、営業が仕入れてくるのが全部ルビーです。
全部ルビー。
ルビーが売れたんですよ。
ルビーがバンバン売れる。
だからなんか宝飾関係のところからなんか…。
日本宝石商組合さんかな、そこの一番偉い人から、お礼にって言って、こんなでかいルビーを。
ほら!えー?
そのルビーは今、どこに?
奥様?
たぶんそうだと思います。
奥様がしてるんですか?
娘のほういったかどうか分からないですけど。
娘の?
いやだー。
それ頂くときに、ぜひ来年はダイアモンドの歌をって言われたんです。
ですよねー。
ダイヤモンドの首飾りとかね。
でも厚かましいやん、次から次と歌い。
ほかのいろんな歌手がリカバリー、リカバリーっていうかなんていうか、このルビーの指輪を歌うけど、あれは人の曲は誰かがポンポン歌ってもいいんですか?
カバーしてるわけですよ、皆さん。
あいさつにも来る?
あいさつって、それは水ようかん持ってどうもってもう、すみません。
寺尾さん、歌わせていただきますよ言うて、あきませんけども、でも印税としては入ってくるんじゃないですかね。
そうですね。
著作とか。
あいさつとかそういうのは行かないんですか?
行かない。
時々そういう、この人でこのルビーやりたいんですけどって来る人もいるし。
それ、断わる場合もできるわけでしょ?
どなたが歌っても、もうありがたいですから。
そうですか?
ド演歌の人に歌われたらどうですか?
ちょっとイメージ変わりません?
いえいえ。
くーもーりー、ガラスの向こうは…。
でもそれはそれで新しいルビーの指環が出てくるかも分からない。
それはどうでしょうか。
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